スモークフリーコラム

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「モテない」「就けない」「上がらない」の「3ない」タバコ

笹川陽平

「タバコで損する」とか「得をする」とか、大体、タバコに関してそんなに「損得」が出ることがあるんですか? とおっしゃる人がいるかもしれません。
「そんな人はほんとにソンをします」などと、冗談を言ってる場合ではありません。
 実は本当にタバコで損をしたり、得をしたりすることが、現実に起きているのです。では、タバコで損をしないで、得をするにはどうするか--。
 その第一は何と言ってもまず、タバコを吸う人と吸わない人を、いろいろな観点から徹底的に調べ、どちらが、どのような点で、どのくらい得をしているか、比較することです。
 タバコを「吸う人」より「吸わない人」の方が得をし、「吸う人」は「吸わない人」より損をしていることは、統計的にも科学的にも、明らかになっています。
「仮に損だとしても、大したことはない」と思っている人も多いようですが、その損の度合いがどれほどのものか、よくわかっていない人がほとんどです。最大の損は、命を失う確率が、吸わない人よりはるかに高いことですが、順次話を進めていきましょう。
 今では、タバコは「モテない」「仕事に就けない」「給料が上がらない」の「三ないグッズ」になっています。そのことが次々に明らかになってきました。
 まず、「タバコは、異性にモテるかモテないかの重要な理由になる」という統計があります。「タバコと恋愛」に関する法政大学生の意識調査の結果です。

 タバコを吸っている異性とは結婚できない --- 男69.4%、女61.1%。
 タバコを吸っている異性を恋人にしたくない --- 男60.2%、女50.1%。


 サンプル数が1072人(男499人、女573人)と、統計的には信頼に足るデータだと思います。
 もう少し詳しく言うと、2009年秋に法政大学人間環境部の公衆衛生ゼミが、学内の1年生〜4年生を対象に「タバコを吸う異性をどう思っているか」という調査を行った結果、このようなデータが出たのです。
 昔から「キスはレモンの味」などと言い、甘酸っぱくも爽やかなイメージでした。それが、タバコのヤニで黄色くなった歯、不快な口臭では、甘い恋の夢も台無しになってしまいます。
 本調査では、9割がタバコを吸う異性にモテようと思ったら、タバコは吸わない方がいい、吸ってる人はやめたほうがいい、という時代になったということでしょう。
 この調査に限らず、喫煙を含めて80%以上の人がタバコの臭いを「不快に思う」という数字が出ています。
 昔は巨人の長嶋茂雄さんのようなワイシャツの第一ボタンを外して胸毛をのぞかせた男性を「カッコイイ」「男らしい」と言っていましたが、時代が変わって好みも変化し、今は胸毛もすね毛もなしのツルツルした男の体がいいという「草食系の時代」です。
若い女性にとって、タバコの臭いをプンプンさせているような男性は、不潔な嫌うべき存在でこそあれ、恋愛の対象としてふさわしい存在とは、お世辞にも言えなくなってしまったのです。

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